2018年3月5日月曜日

3/4こども説教「主が用いてくださる」ルカ19:28-35

 3/4 こども説教 ルカ19:28-35
 『主が用いてくださる』

19:28 イエスはこれらのことを言ったのち、先頭に立ち、エルサレムへ上って行かれた。29 そしてオリブという山に沿ったベテパゲとベタニヤに近づかれたとき、ふたりの弟子をつかわして言われた、30 「向こうの村へ行きなさい。そこにはいったら、まだだれも乗ったことのないろばの子がつないであるのを見るであろう。それを解いて、引いてきなさい。31 もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」。32 そこで、つかわされた者たちが行って見ると、果して、言われたとおりであった。33 彼らが、そのろばの子を解いていると、その持ち主たちが、「なぜろばの子を解くのか」と言ったので、34 「主がお入り用なのです」と答えた。35 そしてそれをイエスのところに引いてきて、その子ろばの上に自分たちの上着をかけてイエスをお乗せした。         (ルカ福音書19:28-35

 あなたも私も、「主がお入り用なのです」とロープをほどかれて連れて来られた、あの子供のロバでした。小さな子供も大人もずいぶん長く生きてきたおじいさん、おばあさんも、主イエスを信じて生きるクリスチャンは誰でも皆、あの子供のロバです。役に立つことも立派なことも誉められるほどのことも、ほとんど何もしたこともなかったのに。ただロープにつながれて、ぼんやりしていただけだったのに。どうして連れてきていただけたのか、私たちには分かりません。びっくりです。その理由は、ただ主イエスご自身だけがご存知です。それで、その後ずっと主イエスを自分の背中にお乗せして、歩いている私たちです。
  良かったですね、あなたも私も。「救い主があなたを用いてくださる」と選んでいただけて。柵にしばりつけられていたロープをほどいていただけて。連れてきてもらって、毎日毎日、主イエスをお乗せして歩かせていただけて。ああ良かった。ああ嬉しい。主イエスのものにしていただけたロバたちは、本当に幸せ者です。


    【補足/子供のロバであるクリスチャン】
もちろん私たちは、自分自身の小ささや貧しさを知っています。それでもなお、主が、こんな私をさえ用いてくださる。「ぜひ使いたい」と仰った。主の御前へと連れ出され、それ以来、背中に主をお乗せして歩いている私たちです。ほんの小さな、ごく普通の子供のロバ。それがクリスチャンの姿であり、実態であり、それがキリスト教会の姿です。なぜなら柔和に謙遜に、身を低く屈めて道を進んでいかれたこの救い主こそが、私たちの王であるからです。「仕えられるためではなく仕えるため、多くの人のあがないとして自分の命を与えるために来た」(マタイ20:25-28参照)と仰るお方だからです。それゆえ恵みを恵みとして受け取る場所も、へりくだった低いところにあるからです。このお独りのお方が用いて下さると仰るので、私たちは、「それなら」と腹を据えました。「末永く、どうぞ、よろしくお願いします」と仰ぎ見ました。大きな喜びがあふれました。あふれつづけます。