2018年4月23日月曜日

4/22こども説教「ダビデの子孫である救い主」ルカ20:41-44


 4/22 こども説教 ルカ20:41-44
 『ダビデの子孫である救い主』

20:41 イエスは彼らに言われた、「どうして人々はキリストをダビデの子だと言うのか。42 ダビデ自身が詩篇の中で言っている、『主はわが主に仰せになった、43 あなたの敵をあなたの足台とする時までは、わたしの右に座していなさい』。44 このように、ダビデはキリストを主と呼んでいる。それなら、どうしてキリストはダビデの子であろうか」。
  (ルカ福音書 20:41-44

 主イエスの教えの間違いを探し出して困らせようとする人々がいて、その人たちと主イエスとの話し合いがつづいています。42-43節で、詩篇の中のやりとりを取り上げています。そこで、『主』である父なる神さまが『わたしの主』である救い主イエスに、『あなたの敵をあなたの足台とする時までは、わたしの右に座っていなさい』と仰った。そのとおりです。神さまに逆らってその邪魔をする者たちをすべて打ち負かして、ご自分の足の下に踏みつける時までは、救い主イエスは父なる神さまから天と地のすべての権威をゆだねられて、すべてのものの王として働きつづけることになります。それが、『天の御父の右の席に座る』ということです。預言者たちの約束どおりにダビデの子孫の中から救い主イエス・キリストが生まれ、その救い主が王の中の王として働きつづけ、終わりの日にふたたびこの地上に来られて世界の救いを成し遂げられます。主イエスこそがすべてのものに対する唯一の王さまですから、ダビデ王自身も含めて、すべての者たちがこの救い主イエスの御前に膝を屈めて、「わたしの主よ」と呼びかける日が来ます。使徒信条で、「十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死者のうちより復活し、天にのぼりて全能の父なる神の右に座したもう、かしこより来りて、生ける者と死にたる者とを裁きたまわん」と言い表しているのは、このことです。この世界と私たちを救うために来てくださった救い主イエスを信じることのできる人たちは、とても幸いです。

    【補足/預言者たちの約束】
    多くの預言者たちが、ダビデの子孫の中から救い主が生まれると告げ知らせつづけました(イザヤ9:1-7,11:1-10,エレミヤ23:5-6,エゼキエル34:23-24など)。人々は、その約束を信じて待ち続けました。やがて最初のクリスマスのときに、洗礼者ヨハネの父ザカリヤは預言しました、「(主なるイスラエルの神は)わたしたちのために救の角を僕ダビデの家にお立てになった。古くから、聖なる預言者たちの口によってお語りになったように、わたしたちを敵から、またすべてわたしたちを憎む者の手から、救い出すためである。こうして、神はわたしたちの父祖たちにあわれみをかけ、その聖なる契約、すなわち、父祖アブラハムにお立てになった誓いをおぼえて、わたしたちを敵の手から救い出し、生きている限り、きよく正しく、みまえに恐れなく仕えさせてくださるのである。主の御使いたちも羊飼いに告げました、「今日、ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。このかたこそ主なるキリストである」(ルカ1:69-75,2:11,マタイ9:27,12:23を参照)。